車の査定についての疑問

10年落ちの車でも買取り査定額がつく!少しでも高く売る方法とは?

10年落ちの車は、年式としてはかなり古い車となります。そのため、売却しようにも「中古車としての価値がない」「買い取ってもらえない」と聞きますが、本当なのでしょうか?

この記事では、10年落ちの車でも買い取ってもらえるケースについて紹介していきます。

また、少しでも高く売却する工夫や高額買取が期待できる車についても紹介しますので、古い車の売却を検討している方は、参考にしてみてください。

車の寿命は10年以上ある

車の寿命は10年以上ある
車の寿命は新車から10年程だと長らく言われてきました。しかし、昨今の車の寿命は13年~14年程にまで長くなっているとされています。

一般財団法人自動車登録情報協会の調べでは、昨今の車の平均使用年数は普通自動車やコンパクトカーで約13.2年となっています。また、軽自動車協会の調査では軽自動車でも約14.9年となっています。

このことから、車の使用が長期化しており、寿命も長くなっていることが分かるでしょう。

自動車メーカーの技術力が飛躍的に向上し、エンジンの性能や部品の耐久性が上がっているのが、年々使用期間が長期化する要因だとされています。そのため、新車で購入しても、10年以上は乗りたいという方も増えています。

10年落ちの車とは?

中古車を売買する際に、よく「3年落ち」や「5年落ち」という言葉をネットなどで目にする方も多いでしょう。

そもそもこの「落ち」という言葉は、当該車両が国内で製造され、初めて車両登録された年から何年経過したかということを意味しています。

例えば、2015年に初年度登録された車は、2020年になると5年落ちの車ということになります。

また車の価格は年式によっても異なり、年式が古い車のほうが価値が下がるので、安くなるというわけです。一般的には初年度から3年も経てば、新車購入額の半額程の価値になると言われています。5年落ちになると、さらに査定額が落ちていきます。

10年落ちの車でも買取り査定額がつく可能性はある

10年落ちの車でも買取り査定額がつく可能性はある
中古車市場では、10年落ちの車が車の年数を考える上での目安とされています。

車は年数が経過するごとに、部品などが消耗し劣化していきます。10年経過すると、タイミングベルトなどの主要なパーツが劣化し、交換しなければならない場合が多いです。

主要パーツは値段が高く、いくつも交換するとなると費用がかさみます。そのため、中古車として売却する場合、買取業者では値段がつかない、査定額0円と判断するのが一般的でした。10年落ちの車の再販自体、中古車業界では敬遠されてきたのです。

しかし、車種によっては主要パーツを交換するなどメンテナンスをきちんと行えば、数年はまだまだ乗れる車もあります。そうなると、10年落ちの車であっても査定額がつく場合もあります。

10年落ちの車の状態とは?

10年落ちの車の状態とは?
車も鉄の塊なので、10年という長い年月が経つと消耗してきます。特に外装やエンジン、足回りなどは雨や雪、時には直射日光に長期間さらされ、急激に温度が変化するという過酷な環境に置かれています。

部品の性能が向上したと言っても、経年劣化は当然起こりえます。中でも安全性能に関わるエンジンやブレーキ、足回りなどの動きを支える部品が劣化すると、故障リスクが高まるでしょう。

安全性が保てなくなると、交通事故の要因となるなど危険が伴うことになります。

また主要部品を交換するにも、結構なコストがかかります。メーカーの保証も切れていることが多いので、実費で修理しなければなりません。

経年劣化しているパーツが多い

10年落ちの車は、ほぼ毎日運転していなくても消耗しているパーツが多いです。

タイミングベルトやタイヤといったゴム素材のものは、紫外線に当たるだけでも硬く、ボロボロになってきます。特にタイヤは地面からの衝撃をダイレクトに受けており、摩擦による消耗が激しいので、10年間でも数回交換しているはずです。

また、電装品なども使っていくうちに消耗してきます。

樹脂パーツも太陽光を浴び続け、急激な温度変化を長期間受けることで白く粉をふいたような状態になってもろくなります。主に樹脂パーツが使用されているのは、フロントバンパーやサイドミラーの付け根などです。

耐久性に優れた国産車であっても、永久的に使えるパーツはほとんどありません。年月の経過と共に劣化してしまうのは仕方ないことだとも言えます。

特に費用が高額なパーツの交換が必要

10年落ちの車は、安全に走行するために交換が必要な部品が多いとされています。

特に車の主要部分であるエンジン内では、エンジンの回転運動に必要な部品同士を上手く連動させるのに必要な「タイミングベルト」がまず挙げられます。

さらに「点火プラグ」や「ラジエーターのホースやキャップ」なども交換しなければならないので、かなり高額になってしまうでしょう。

足回りでも車の安定性や乗り心地に影響する「ショックアブソーバ」などの部品や、バッテリーを充電する「オルタネーター」なども交換しなければなりません。

交換にかかる費用は個々の車の状態によって異なりますが、10万~30万円ほどかかります。

メーカー保証期間が過ぎているので修理費は実費

部品交換を行うと、部品代と工賃がかかります。部品によっては高額となり、1つの部品はさほど高額でなくても交換箇所が増えると10万円以上かかる場合もあります。

ただし、新車を購入すれば、一定期間は部品の交換を無償で行ってくれるメーカー保証がついています。メーカー保証の期間は、購入より3年~5年というのが一般的です。

そのため、10年落ちの車だとメーカー保証が終了しています。メーカー保証が過ぎていれば、当然部品交換にかかる費用は、全額自己負担となってしまいます。

交換してから売却をしたとしても、交換費用が査定額を上回るか分かりません。交換していない状態で売却しても、買取業者は交換費用を負担しなければならず、その分査定額から差し引かれることになります。

車が売れたとしても、かなり安い価格もしくは0円になってしまうこともあり得るでしょう。

10年落ちでも買取り査定額が期待できるケース

10年落ちでも買取り査定額が期待できるケース
10年落ちの車だと、中古車として売却しようにも査定額がつくか不安になる方も多いでしょう。しかし、条件を満たせば10年落ちの車でも査定額がつくことがあります。

例えば、中古車市場でも特に人気の高い車種、限定車や特別仕様車などが当てはまります。また、モデルチェンジがされていなければ、査定額が下がりにくいと考えられています。

走行距離が少ない車も買取額が期待できるでしょう。エンジンへの負荷もさほどかかっておらず、部品の劣化が抑えられている可能性があるので、10年落ちでも買い取ってもらえる場合もあります。

ここからは、10年落ちでも買取り査定額が期待できるケースを4つ紹介していきます。

①中古車市場での人気車種

中古車市場でも人気の高い車は、10年落ちであってもある程度の需要が期待できます。そのため、他の車種に比べると査定額が上がる可能性もあります。

例えば、軽自動車や大型のSUV車、ミニバンやスポーツタイプの車、グレードの高い車などです。

また、ボディカラー限定車なども希少価値が高いので、10年落ちでもコアなファンがいると査定額がつきやすいと言えます。

既に新車での生産が終了している車は、もう中古でしか手に入りません。こういった車は希少価値が上がりやすく、多少走行距離が多く状態はあまり良くなくても高額査定が期待できます。

中古車市場で人気の車種というのは時期によって違ってくるので、買取業者に聞くなどしてリサーチしておくと良いでしょう。

②販売からモデルチェンジが行われていない車種

車がモデルチェンジされると、旧モデルの車よりも新モデルの車が注目され、人気が集まります。中古車買取業者も、旧モデルは古い車となるので、査定額を減額するケースが多いです。

発売から10年以上経過すると、多くの車種でモデルチェンジされます。人気の車種では、5年位でフルモデルチェンジが発表されることもあるでしょう。

ただし、モデルチェンジされていない車もあります。モデルチェンジなしの車は、10万キロ走行していても現行モデルになるので査定額が下がらない可能性があります。

所有車がモデルチェンジされているか、今後モデルチェンジの発表がありそうか動向をチェックしておきましょう。

③走行距離が短い車

車の査定額を決める際に、年式と共に重要なポイントとなるのが走行距離です。

走行距離が長いとそれだけ車を多く走らせ、エンジンを酷使していることになります。一方で、走行距離が短ければ年式が古くても、まだ部品消耗の程度が軽いかもしれません。

一般的に走行距離の査定目安は「5万㎞」や「10万㎞」だとされています。そのため、その距離を超えると、査定額が下がることが多いです。

10年落ちの車でも走行距離が短ければ、査定額がさほど下がらない場合があります。

走行距離は大体1年に1万㎞前後が平均だとされていますが、あまり車に乗らないという方なら、10年落ちでも10万㎞に達していないかもしれません。そういった場合には、走行距離が10万㎞に達する前に売却してしまうのがおすすめです。

④きちんとメンテナンスされている車

10年落ちの車であっても、10年間きちんとしたメンテナンスが行われている車なら査定額の下落が抑えられる可能性があります。

購入から10年も経過していれば、部品が経年劣化するのは仕方のないことです。しかし、その間エンジンオイルの交換を定期的に行う、法定点検を受けて劣化した部品などの交換を行うなどメンテナンスが行き届いていれば、10年経過している割には車が良い状態を保てているでしょう。

主要部品の交換までにまだ余裕があると判断されれば、相場よりもやや高く買い取ってもらえるかもしれません。

10年落ちの車に高い買取り査定額を付けてもらう工夫とは?

10年落ちの車に高い買取り査定額を付けてもらう工夫とは?
10年落ちの車でも、買い取ってもらえるなら少しでも高い査定額を狙いたいものです。

車を手放す際はディーラーに下取りに出すという方もいますが、中古車買取業者への買い取りとどちらが高く売れるか比較することが大事です。一般的には買い取りのほうが高値だとされています。しかし、10年落ちの車の場合、車の状態によってはどちらが高いか分からない場合もあります。

また、中古車買取業者の手が比較的開いている閑散期に査定してもらうのも良いでしょう。

10年落ちの車でも海外では需要が高いので、海外に販路を広げている業者を選ぶと高値がつく可能性があります。

廃車にするにしても廃車専門の買取業者を探せば、パーツの再販や鉄くずを販売できるため、査定額がプラスになることもあります。

ここからは、10年落ちの車をできるだけ高く売却するための方法を4つ詳しく紹介していきます。

①下取額と買取額を比較するとよい

新車を購入する際に、今まで乗っていた車をディーラーに出し、下取りしてもらう方もいます。

ディーラーは、新車を販売することで利益を得ているので、中古車買取業者のように買い取った車を中古車市場で販売し、収益を上げようとはしないと言われています。

そのため、下取額は市場の動向などにあまり関係なく決められます。一般的に、ディーラーでの下取額のほうが、買取業者に売却する際の買取額よりも安くなることが多いです。

ただし、10年落ちの車となると、車の状態や中古車市場の動向によっては下取りのほうが査定額が高くつくという可能性もあります。

できれば両方の査定額を比較して、高いほうに売却すると良いでしょう。

②販売店の閑散期を狙う

中古車販売店の繁忙期は中古車が多く売れるので、繁忙期前に1台でも多く在庫を抱えておきたいと考え、積極的な買い取りが行われることがあります。

中古車市場で人気の車種でまだ年式も比較的新しい車なら、業者は多少査定額を上乗せしてでも手に入れる可能性があります。しかし、10年落ちの車は再販するまでにメンテナンスが必要で時間も要するので、繁忙期の業者側は敬遠しがちです。

さらに、繁忙期は既に在庫が揃っているので、買い取りよりも販売に力を入れている業者も多いです。

10年落ちの車を少しでも高く買い取ってもらうには、業者側も時間に余裕がある閑散期を狙って査定に持ち込むと、査定額も下がりにくいと言えるでしょう。

③海外に販路を持つ業者を探す

日本では車の年式が10年を超えると、そろそろ寿命だと思われがちですが、海外ではそうとも言えません。10年落ちの車であっても、走行距離が50万㎞を超えても使われていることもあります。そして、それは特別なことではなく、ごく一般的なことだとされています。

そのため、中古の国産車は海外へ輸出されることも多いです。日本製の車は性能が良く、耐久性にも優れていると海外では評価されています。10年落ちの車でも丈夫で故障しにくく、長持ちするからです。

日本では車検制度が厳格なので、海外の車と比較すると故障リスクがかなり低いと言われており、人気が高いです。国内では値段がつかないような車でも、海外では売れる可能性があります。

海外に販路が豊富な中古車買取業者なら、10年落ちの車でも高値で買い取ってもらえることが期待できるでしょう。

④査定額が0円なら廃車専門業者をあたりましょう

査定をしてもらい査定額がつかないので「廃車にするしかない」と言われても、諦めるのはまだ早いです。

中古車買取業者の中には、廃車を専門としている業者もいます。車としての価値がなくても、取り外した部品だけを販売することが可能です。

再販されている部品は「中古品」や「リビルト品」と言います。

リビルト品とは、廃車となった車から利用できる部品を取り外し、消耗部分を交換して検査基準をクリアし、使用可能となった部品のことです。新品に近い状態にも関わらず、新品よりも安い値段で手に入るので、需要があります。

特に10年落ちの車は、メーカーが部品の生産自体を終了としていることが多いです。そのため、10年落ちの車を大事に乗っている方からの需要も高いと言えるでしょう。

また、部品を外した車はスクラップすれば鉄くずとして値段がつきます。廃車になる車であっても、十分に価値があり買取額がつくことも多いので、廃車専門の業者を探し査定してもらいましょう。

10年落ちの車でも諦めずに高く売る工夫をしよう

10年落ちの車でも諦めずに高く売る工夫をしよう
10年落ちの車は、もう車としての価値がない、査定額もつかないと言われがちです。しかし、車の寿命はもはや10年ではなく、10年を超えても状態が良ければ乗れる時代です。

「廃車だ!」と決めつけないで、買取業者の査定をまずは受けてみましょう。海外では需要がある車なら、査定額がつくかもしれません。

もし査定額がつかないと言われても、まだ「廃車専門の買取業者」がいます。パーツだけを再販する、鉄くずにして売却するという手があります。

何か得になる手段はないか、最後まで諦めずに探してみましょう。

まとめ

①10年落ちの車でも査定額がつき、買い取ってもらえる場合がある
②10年落ちの車は主要部品が経年劣化している場合が多く、交換に費用がかかるので買取業者は敬遠しがち
③中古車市場での人気車種や走行距離が短い、メンテナンスが行き届いた車は査定額が期待できる
④販売店の閑散期を狙う、海外に販路をもつ業者を探すなど10年落ちの車を買い取ってもらう方法はある
⑤査定がつかない場合は、部品だけを外して販売している廃車専門の買取業者に持ち込めば、買取可能な場合もある
※本記事は公開時点の情報のため最新と異なる場合があります。
カータル編集部
カータル編集部
この記事は中古車の売却、査定などについての知識が豊富な私たちが執筆しています。車を少しでも高く売るコツや必要な書類、手続きに関する疑問や質問にお答えしています。

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